【体験談】INFPの私が、激務で成果主義の営業職を選んでしまった理由【適応障害】

INFP

こんにちは、INFPのMadokaです。

私は新卒でtoCの某無形商材を扱う企業に入社し、約2年間営業として働いていました。

INFPの私が向いていない営業職として働いた結果、入社一年未満で適応障害になり、満期の休職を経て退職しています。

今回は、私がなぜ営業職を選んだのかを「INFPと営業職」という切り口で体験を綴っていきます。

INFPの私が営業職を選んだ理由

INFPは一般的に営業職が向いていないと言わます。

大雑把に言えば、繊細で気が弱く、会社の利益よりも自分な相手の感情を優先させてしまう傾向があるからです。

そんななか、私が営業職を選んだ理由について説明します。

① INFPという自覚がなかった

私が就職活動をしていた2018年頃には、MBTI診断が今ほどメジャーではありませんでした。

私が実際に就職における性格診断としては、ストレングスファインダーの書籍を購入して実施した程度です。

INFPの自覚こそありませんでしたが、なんとなく「I」=「内向型」かもしれない…という感覚がありました。

私が就活していた2018年のタイミングでは、「内向型」「外交型」という考え方が徐々に浸透し始め、自分が社交的でないことに悩んだ私は何冊か書籍を読んで「私も内向型かも」と思い始めたのです。

ただ、当時色々と調べた時には「内向型は相手の気持ちを汲み取ることができるので、やり方を間違えなければ営業として大成できる!」という意見がありました。

結果、内向的であることは、営業職を選ばない理由にはなりませんでした。

② 苦手を克服しようと思った

これは完全に若気の至りです。

私は、大学で演劇を専攻していたということもあり、かなり感覚優位の人間です。

社会的に利益を与えるか、よりも、自分や周りが心地よいか、社会にとって取りこぼす人がいないか、ということを重視します。

適職診断をしても「芸術家」が出てきたり、大学のキャリアセンターで理想論を語って「会社はあなたの理想のために存在するのではない」「志望動機が理想論すぎて現実味がない」などと半ば怒られることもありました。

実際に、就職活動を通して、自分には社会で求められる「コミュニケーション能力」が一般より低いかも?という自覚する出来事はありました。

人と話すことは好きなのですが、就活や会社で求められる「コミュニケーション能力」は、私が普段他社とコミュニケーションを撮るやり方と全然違ったのです。

私はこのことに、強い劣等感を感じるようになりました。

加えて、当時から私は内向型らしく、1人の時間を大事にする傾向があります。

疲れたら家に引きこもって一日中寝たり、本や漫画をひたすら読んで、人と関わらずにエネルギーを回復していました。

大学時代の友達も少なく、所謂「コミュニケーション能力」も低い私は、次第に「営業職に就くことが、自分が社会で有用な人間になるための最後のチャンス」とまで思うようになりました。

③ 営業成績という定量的評価に向けてなら努力できると思った

私は、定性的な評価が苦手です。

ゴールが曖昧で、どうすれば良いのかわからないし、そういう場合、多くは「世渡り上手」と言われる人の評価が高くなりがちなことを知っていたからです。

私は、コミュ力が低く、内向的な人間です。

大学のサークルやグループワークで「やってる風」の仕草が上手かったり、上司に取り入ることが上手い、所謂「世渡り上手」な人に対して、強い憧れ、嫉妬、嫌悪感を抱いていました。

仕事での評価が、この「世渡り上手」「要領の良さ」で判断されたら、自分の評価が低くなることは目に見えていました。

私は、優秀さは別としてコツコツ実績を積み上げていくことなら得意なタイプです。

そんな私の強みが生かされるのは、「売上」という形で自分の仕事の成果が明らかになる営業職だと思っていました。

さらに、営業であれば営業成績という定量的な成果で評価されるので、面倒な社内営業で上司に気に入られる必要もなく良いだろうと考えていました。

(入社してからこれが大きな間違いだと気づきます。営業でも上司や客先に取り入って成果を上げているのは「世渡り上手」側の方々でした。)

なぜか、自分が仕事で成果を出すことができる前提で、成果が出せなかった時の居心地の悪さなどは全く考えていませんでした笑

④ 給料が高ければ割り切れると思った

一般的に、営業職は給与が高いです。

仕事量や拘束時間は別として、芸術系の学部出身で、大したアピールポイントがない私が就職できる職種の中では、比較的高給な方です。

1社目に選んだ会社は、初任給で28万円程度。他の企業は20万円程度のところが多かったので、とても魅力に感じました。

私が給料にこだわっていたのは、「結局、「働く」「お金を稼ぐ」ということは、何かを我慢しなくてはいけない。」と思っていたからです。

どんな仕事を選んでも結局辛いのだから、それなら少しでも高給な方が「お金のために働いている」と割り切って働くことができる!と考えていました。

ただし、新卒の会社の月給28万円のからくりは、年俸制で、固定残業代40時間を含み、かつ、住宅補助など福利厚生が全くないというものでした。

なので、新卒で選んだ会社は「ぱっと見の給料は良いが、「実質年収」という意味では大して高給ではない」ということに、後に気付きます。

自分の愚かさに気づくと共に、仕事へのモチベーションを失っていきました。

INFPの私が、激務で成果主義の営業職を選んだらどうなったか

そんなこんなで、明らかに自分に向いていない営業職を新卒で選んだ私。

結果、新卒一年未満に適応障害になり休職してしまいます。

次回は、「INFPの私が営業職に向いていないと感じた瞬間」をお話ししています。

私の体験が参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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